今年度の新たな試みとして、手話教室に初参加しました!
昨日10日、手話通訳士の藤井先生をお迎えして、一回目の手話教室が開催されました。
夏休み中ということもあり、学童さんも一緒に参加です。
最初の挨拶から手話を交えてお話しされる姿を、食い入るように見つめる子どもたち。
「耳が聴こえないことは、見ただけではわかりません。」というお話から、
「今日は3つだけ、手話を覚えてください。」との課題も。
教わった手話は、「おはようございます」「こんにちは」「ありがとうございます」
(「ありがとう」の手話を練習中)
一つひとつ動きに意味づけをしてくださり(本来は意味はないそうです)、子どもたちが理解しやすいように教えて下さいました。
次に、『ぼくのだいじな あおいふね』という絵本を読みました。
登場するベンという男の子は補聴器をつけていて、ベンの普段の生活や、関わりの中で注意すべきことが描かれています。
子どもたちがあまり接することのない言葉や場面がたくさん出てきました。
でも、「知ろう」という思いが伝わってきました。
“耳が聞こえない”というのはどういうことなのか?
それを体験するために、音声を消して動画を見ました。
その時に、何を言っているか理解しようと見る場所は全員「口」だったのです。
聴覚障がい者が、話す相手の口元を見ることも、ゆっくり話さないと口の動きが読めない事も、すべて絵本の中にありました。
続いて、ジェスチャーゲームです。
お題が描かれたカードを見て、動きだけでそれが何なのかを伝えます。
ここでは、表現することの難しさ、伝わるかどうかの不安など、様々な課題がありました。
でも、‘相手へ伝えたい思い’が伝わった喜びも感じられます。
手話教室は、毎月2回。
「手話」というコミュニケーションツールが存在することを知ってもらうため、
そして、少しでも手話に興味を持ってもらうための開催です。
挨拶やお礼の手話を覚えた子どもたちと日常的に使ったり、ジェスチャーゲームを日々の遊びに取り入れたりしながら、
手話を身近なものとして感じられるようにしていきたいと思います。
By ななこうのななこ