みんな、ぼくの事を知ってるかい?
全国的には、4月中旬ごろから姿を見せ始める。
5月5日は、ぼくが最高に輝ける日さ☆
そんな僕も、だいたい5月が終わる頃にはまた暗い倉庫の中に戻されるのだけど。
ある日、ぼくを降ろそうと、保育所から一人の先生が出てきたよ。
だからぼくは言った。
「いやだ!まだ降りたくない!ここに居たいんだ!
ここで、ずっとななこう保育所の子どもたちを見守りたいんだ!」
そんなぼくの思いを受け止めてくれたのか、先生はぼくをおろさずにそっと帰っていった。
あぁ。ありがとう。
ぼくはこうやって、夕暮れの中でさえ子どもたちを想いながら、
風の中を泳いでいるよ。
By ブルー鯉のぼり
~そして、ここから始まるアナザーストーリー~
(こっちが実話♪)
「はぁー、ええかげん鯉のぼり降ろさにゃぁーいけんよねぇ。」
「絡まって、降りて来んのです」
「高枝切りばさみで切らんといけんろーか。そしたら、降りるかもしれん。」
「まぁ、運動会までに降ろせばええですもんねぇ。」
「そがーには、置きはせんよ!!」
そんなこんなで、ななこう保育所には、まだ鯉のぼりが優雅に泳いでいます。
決して、降ろすのが面倒臭いとか、忘れたとかではありません(笑)
しばらくの間、梅雨空を泳ぐ鯉のぼりを愛でてやって下さい💛