聴いてください。
これは二日前、ぼくの身に起こった話です。
箱の中で優雅に眠っていたぼくは、急に掴まれ連れて行かれた。
まさかの、水攻め。
戦国時代に名を馳せた黒田官兵衛の策じゃあるまいし!
この季節の水道・・・冷たいんだよぉ(涙)
「ふ~、何とか助かった!」と思っていたら、いきなりギラギラしたものがぼくの体を包んだ。
このギラギラしたものは、保温効果抜群で、冷えたぼくの体にはとても心地よかった。
安心したのも、束の間。
目の前に、のろしが上がっている・・・?
ま、ま、ま、まさか!!!!!!!
予感は的中した。
ぼくは、業火の中に放り込まれた。
いくら体が冷えているからって、この高温はあんまりですよ!!(涙)
どれくらい時間がたっただろう。
気が付くと、小さな手が僕をつつんで。。。
そして、口の中へと導かれた。
散々な目にあったぼくの一日。
でも、ぼくは幸せだ。
みんなが、ぼくに・・・
「あまーい❤」
「おいしい❤」
「大好き❤」
嬉しい言葉をいっぱいくれたから。
だからぼくは、
幸せだ。
By さつまいもの気持ちになりきった三井